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世界遺産の価値とは…

<世界遺産>暫定リストに「富士山」など4件追加 文化庁

え~、原則週1回のトラックバックを早くも破ってしまったが、
ここはどうしても一言書いておきたかったので、書かせてください。

日ニュースでしていたのだが、
文化庁が世界文化遺産登録の第1ステップとなる暫定リストに
富士山など4件を追加したとのこと。
ご存知の方も多いと思うが、
世界遺産とは、
「ユネスコが決定する顕著で普遍的な価値のある文化遺産・自然遺産」
のことである。

は、今年から私が回っている四国八十八箇所霊場・遍路道も
四国四県の経済界の強い推薦で
この暫定リストへ登録するよう働きかけがなされていた。
今回文化庁の決定は、四国遍路については「継続審議」であるとのこと。

、私の意見であるが、
この四国八十八箇所の登録へ向けた動きには
実は疑問を感じている。
理由はいくつかあって、
ず「世界遺産」ということで訪問者が増え、
地域の活性化につながるという意見、
確かにそう思うのも最もだが、
何か「世界遺産」だけが一人歩きしていないだろうか?
「世界遺産だから来てみた」「有名だから一度来てみたかった」
どうしてそうなったのか、そこに辿り着くまでの過程、
そこで学ぶべき歴史・文化・自然の尊さというものが忘れ去られやしないか…。

た霊場は修行の場として設けられたもの、
最近は観光目的で訪れる人も多いが、
本来は何かに悩み、傷を負い、あるいは自らを見つめ直したいと思う人たちが
巡拝を通して「自分探し」の旅をする、そんなものじゃないだろうか。
遺産登録でその本来の目的が薄れやしないだろうか?
本来価値というのは、自ら見出すべきものではないのか?
何だか大げさに書いているようにも見えるが、自分はそんな危惧を抱いている。

後どのような動きになるかはわからない。
また自分自身世界遺産の価値を十分知らずに書いていて
推進されている方にとっては申し訳ないと思う気持ちもある。
今後の動向に注目したい。

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by fujitaka_1 | 2007-01-23 23:49 | 雑感


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