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不機嫌な職場

不機嫌な職場 高橋克徳+河合太介+永田稔+渡部幹 著(講談社現代新書)
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以前、どこかで内容を紹介しているのを見て、
「ああ、こんな本もあるんだな。」と思いながら数年、
聞き覚えのある本を再び発見し、今度は購入した。

役割構造、評判情報、インセンティブという三つの側面から
かつての日本企業・組織の構造の変化を分析、
また、協力し合う組織の事例を交えながら、
協力し合える組織にしていくには、
どう対応すればいいのかという提言までが書かれた本。
もうちょっと踏み込んで書いてみる。

役割構造    組織におけるタコツボ化、
        その人だけしかわからないことが増えることが組織力を弱める現実。
評判情報    インフォーマルなネットワークづくりが行われていない現実。
インセンティブ 損得、自分のためになるかに傾倒しつつある現実。

協力しあえない、ギスギスした職場…、
今まで経験したところで、全く思い当たらないということはない。

実は、読みながらちょっとドキッとした点も多い。

そんな不機嫌な職場を打破するために…、
役割構造    情報の共有、フラットな組織づくり
評判情報    インフォーマルな活動にも目を向けていく。
インセンティブ 損得だけではない。相手への「反応」が大事である。

自分を取り巻く組織を振り返ってみて、
これからは日頃からのコミュニケーション、相手に対する反応にも
より一層注意していかないといけないなと読みながら考えた。

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by fujitaka_1 | 2016-04-25 21:43 | 読書


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