後で振り返ってみると、
ここからの区間、給水所前後と最後の上り坂を除いては、 ほとんど歩いていないことに気づく。 とにかく一定のペースで走り続ける。 沿道からの声援にも「ありがとうございます。」と 声を出して返すようにしていた。 何だ、参っていると思っていたのに、元気が残っているじゃないか。 90km地点通過、ここから少し走ると再び山間の道を走るようになる。 91km付近のエイド、休息がてらトイレを済ませ、水分補給。 おっと、温かいコーヒーがある。 ここまで冷たいものを取ってきたが、終盤になると温かいものが欲しくなる。 このコーヒーは有り難かった。元気も回復し、 ここからさらに「やったるで!」の気分に。 エイドを過ぎて係の人からペンライトを渡される。 持って走るが、どうも点灯してない模様。 まだそんなに暗くはなかったが、もうじき真っ暗になる。 2年前も持って走ったが、 「あれ?どう付けるんだったっけ?」 あれこれ聞きながら、結局は折れば付くようになる仕組みだった。 無事、蛍光色に光った。 最後の第7関門、18時過ぎ、 ここで前回よりペースが速いことに気づいた。 やはり走り続けたことが大きい。 「このままこのペースで行くぞ!」 決して速くはないのだが、自分の中ではもう必死の走りを続けていた。 とにかく力を出し切ろう。前のランナーを抜きながら走る。 暗い道にライトが有り難い。 前回はまだかまだかと思っていた四万十の街並み、 例によって今回もなかなか見えてこなかったが、 精神的な面からすると だいぶん楽に走れたと思う。 ようやく遠くに明かりが見え、 だんだんとゴールが近づいていることを実感する。 そして山間の道を走り終え、最後の坂へ。 さすがにここは歩いたが、ゴールが近くなることもあり、 胸の高まりを抑えられず走り続ける。 沿道のお帰りなさいという声援に応える。時々タッチもする。 そして見えてきたゴールの中村高校の正門、 知り合いのランナーさんを見つけ、ハイタッチ。 そしてグラウンドへ向かい、ゴール! 厳しい走りだったが、何とか走り切った。 やりきった感があった。 前回の満足いかなかったというリベンジは果たせたと思う。 その後は、ドリンクをいただき、 荷物を受け取り、着替えをしてバスに乗った。 長い長いウルトラ、 しかし、完走した時の充実感は何とも言えない大きいものだ。 また次の挑戦に向けて頑張りたい。 ※遅れ馳せながらの長文ご覧いただき、ありがとうございました。 人気ブログランキングへのクリック、よろしくお願いします。 人気blogランキングへ
by fujitaka_1
| 2015-11-04 20:31
| マラソン
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