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四万十川ウルトラマラソン レポート(その7)

後で振り返ってみると、
ここからの区間、給水所前後と最後の上り坂を除いては、
ほとんど歩いていないことに気づく。
とにかく一定のペースで走り続ける。
沿道からの声援にも「ありがとうございます。」と
声を出して返すようにしていた。
何だ、参っていると思っていたのに、元気が残っているじゃないか。
90km地点通過、ここから少し走ると再び山間の道を走るようになる。
91km付近のエイド、休息がてらトイレを済ませ、水分補給。

おっと、温かいコーヒーがある。

ここまで冷たいものを取ってきたが、終盤になると温かいものが欲しくなる。
このコーヒーは有り難かった。元気も回復し、
ここからさらに「やったるで!」の気分に。

エイドを過ぎて係の人からペンライトを渡される。
持って走るが、どうも点灯してない模様。
まだそんなに暗くはなかったが、もうじき真っ暗になる。
2年前も持って走ったが、

「あれ?どう付けるんだったっけ?」

あれこれ聞きながら、結局は折れば付くようになる仕組みだった。
無事、蛍光色に光った。
最後の第7関門、18時過ぎ、
ここで前回よりペースが速いことに気づいた。
やはり走り続けたことが大きい。

「このままこのペースで行くぞ!」

決して速くはないのだが、自分の中ではもう必死の走りを続けていた。
とにかく力を出し切ろう。前のランナーを抜きながら走る。
暗い道にライトが有り難い。
前回はまだかまだかと思っていた四万十の街並み、
例によって今回もなかなか見えてこなかったが、

精神的な面からすると

だいぶん楽に走れたと思う。


ようやく遠くに明かりが見え、
だんだんとゴールが近づいていることを実感する。
そして山間の道を走り終え、最後の坂へ。
さすがにここは歩いたが、ゴールが近くなることもあり、
胸の高まりを抑えられず走り続ける。
沿道のお帰りなさいという声援に応える。時々タッチもする。
そして見えてきたゴールの中村高校の正門、
知り合いのランナーさんを見つけ、ハイタッチ。
そしてグラウンドへ向かい、ゴール!

厳しい走りだったが、何とか走り切った。

やりきった感があった。


前回の満足いかなかったというリベンジは果たせたと思う。
四万十川ウルトラマラソン レポート(その7)_c0034228_2234422.jpg

その後は、ドリンクをいただき、
荷物を受け取り、着替えをしてバスに乗った。
四万十川ウルトラマラソン レポート(その7)_c0034228_2235554.jpg

長い長いウルトラ、
しかし、完走した時の充実感は何とも言えない大きいものだ。
また次の挑戦に向けて頑張りたい。

※遅れ馳せながらの長文ご覧いただき、ありがとうございました。

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by fujitaka_1 | 2015-11-04 20:31 | マラソン


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