白沢エイドからしばらくは舗装された道を走る。
ここは普段走っている道とそう変わらなかったが、 先の階段続きで少し疲れていたこともあり、思うようなスピードは出ない。 でもほぼ走ることが出来た。 沿道の声援もありがたかった。 束の間の舗装道を終え、再びトレイルへ。 最初こそ平坦、そしてしばらくは緩やかな上りが続いたものの、 またしても上りの階段登場! 階段のみならず、上りがきついところではもう走れない。 とっさに歩きに変わった。 周りのランナーも皆歩いて階段を上っている。 長い階段の様子 そんな時に勢い良く下っているランナーが、 「もうちょっとで頂上ですから頑張ってくださ~い!」 と言いながら階段を下っていた。 ゲストランナーの鏑木毅さんだ! はっきりと見たわけではないが、 2段飛ばしくらいで下りていたのではないか。 とにかくあっという間の速さだった。 一方でこっちは休み休み、階段を上るのがもうきつい。 そしてもうちょっとと言いながら、 「この階段、どこまで続くんだ?」と思うくらい長い。 正直終わりがないんじゃないのかと思ったくらいだ。 そうこう上っていると誘導員の声が聞こえてきた。 「はい、頂上です。ここから下りです。」とのこと。 まだ前半戦だが、ホッとした。 ここより高いところはないということ、 そしてここからしばらくは下り基調で行くはずだと思うと、気分も幾分かは楽になる。 しばらくは山間の木々に囲まれた道を走るが、開けたところに出た。 遠くには海が見えた。 ここからしばらくは林道のようなところを走る。 林道と言っても石がゴロゴロしていて、舗装された道のようにはいかない。 しかし階段続きの道に比べればこの辺りは下りでもあることから、 走っておかねばならないところだ。 石が少しでも少ないところを選びながら走り続けることが出来た。 それでも時折石がシューズに食い込んでやっぱり走りにくい。 後ろからランナーに「道悪いね~。」と声を掛けられながら抜かれた。 以降、この方とは折に抜きつ抜かれつを繰り返すこととなる。 そういや、スタートからしばらくはかなり渋滞していたはずなのに、 この時点で周りにほとんどランナーがいない。 時折後から抜かれるくらいだ。 コース上にはランナーのために杭が打ってあったり、 杭が打てないようなところでは ハンカチやテープなどの目印があり、迷うことは無い。 それでも時々は 「この道で合っているよな?」 と不安になることもあった。 平坦と下りを繰り返しながら、その道が終わろうとする頃、 またしてもすごい道、何とガレ場のような石だけの下り道だ。 「えっ!これコース?」 「前の日の雨で落石があったんじゃない?」 と思うくらいの道、正直信じられなかった。 それまで少しでも走り続けてきただけあって、走れるじゃんとか思っていたが、 ここは走るとかキロ○○分とか言っている場合ではなかった。 こんな時に限って前後に誰もいない。 まず、「どう下りるか?」を考える。 やや体をかがめ、そろりそろり、足を滑らさないようにゆっくり下りた。 それでも滑りかけになる時もあり、冷や冷やした。 それでも何とか下りきり、山道から舗装道に変わった。 舗装道をしばらく走ると、「折り返し地点です。」との案内があった。 厳密には、ここから449m地点(最高地地点)までは行きと異なる道も走るため、 折り返しとは言わないのかもしれないが、 ほぼ半分と考えていいだろう。 ここでトイレを済ませ、先へ進む。 この辺りでスタートからちょうど3時間が経とうとする頃だった。 人気ブログランキングへのクリック、よろしくお願いします。 人気blogランキングへ
by fujitaka_1
| 2012-02-02 22:34
| マラソン
|
<お知らせ>
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||