砂の女 安部公房 著
今流行の本から距離を置いた、 いわゆる「純文学」と言われるジャンルの本を読んでみたくなり、 ネットで検索していたら、この本を挙げている人が結構いたので、 買って読んでみた。 砂穴にある一軒家に閉じ込められた(?)男と住人である女、 一軒家のある部落の人などを巻き込みながら繰り広げられる物語。 世界20数か国にて翻訳された本でもある。 読んでみて、・・・ 砂を見ると、いや、 たくさんの砂があるところを想像しただけでちょっと怖くなった。 それにしても本を読みつつ、そこに描かれている情景を想像するが、 なかなか想像し難い。 砂と言えば、近所の海の砂浜か、 もっとあるところでは鳥取砂丘くらいしか思い浮かばない。 鳥取砂丘の山の下の方に家があるような感じだろうか? それにしても、 こんなところに家が存在するのはちょっと現実ではないはず。 砂に塗れた家から何とか抜け出そうとする男の行動や心理、心の葛藤、 そして終盤にかけての心境の変化を理解しつつも、 自分が同じ立場なら、 果たして同じ行動を取るだろうか、ふと考え込んでしまった。 純文学ということで難しい表現続出を予想したが、 思っていたよりはすんなり入ることが出来た一冊でもある。 人気ブログランキングへのクリック、よろしくお願いします。 人気blogランキングへ
by fujitaka_1
| 2015-06-24 22:03
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