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四万十川ウルトラマラソン レポート(その3)

この辺りで四万十町から再び四万十市(西土佐地域)に入る。
51km地点で12時のサイレン、ここまでで6時間半、
帰りはペースがどうしても落ちることを考えると、
ゴールは13時間は超えるなあと思いながら走っていた。
53.6kmエイド、給食エイドではないが、
パンなどが置かれていたので、ありがたくいただく。

「長いウルトラ、

食べられるうちはしっかり食べておかないと。」


と思いながら。
ここを越えて坂を下ると、大会コースの目玉の一つ、半家沈下橋が現れた。
ランナーはここを往復する。
4年前は風が強かったが、今年は穏やかでゆっくりと渡りきることが出来た。
ここを過ぎると序盤の坂ほどではないが、標高差100mくらいのアップダウンがある。
ここの上り坂を全部歩いたというかつて出た人の意見もあったが、走れなくもない。
歩きを交えながら少しでも走ろうと思い、

「あのガードレールまで」とか目標を決めて走った。

そして下り坂、飛ばし過ぎないように慎重に下りる。
坂を下りきったところで第2関門、12時40分頃、時間はまだ大丈夫だ。
ここから橋を渡って国道を走ると思いきや、そのまま直進、
以前出た時とコースが変わっていた。直進して道なりに走る。
さほど変わらない景色に再び歩きの誘惑、

「いや、カヌー館までは走りきるぞ!」

と意気込みを持って走る。
かつてもあったオカリナの演奏、私が通過した時は、「花は咲く」を演奏されていた。
心は和みながらやる気も出る、そんな心境にさせてくれた。
60km地点通過、カヌー館まで1km余り、
周りのランナーの多くももうすぐ休憩出来るからか、走っている人が多かった。
テントにてゼッケン番号をアナウンスされている人を発見。
カヌー館で荷物受け渡しがすんなり出来るように事前にアナウンスしている。

「やっと一つの区切りがついた。」

こうしてカヌー館到着。応援に来ていただいている人にもお会い出来て良かった。
ここではシャツを着替え、シューズを変え、荷物を整理した後、エイドにて補給。
おにぎりなどに加え、カステラ、そして温かい味噌汁などがありがたかった。
あまり入り浸っているわけにもいかないと思い、早々に出発。

勝負はここからだったが、

だいぶん足にきているのがはっきりとわかった。


しばしの区間歩くが、ゆっくりでも走り出す。
ここからも関門は何箇所かあり、今でもそんなに余裕があるわけではない。
ましてこれから歩きは絶対に増える。

そう考えると、走れるところは走らないといけない。

4年前に走った道、走りながら思い出していた。
4年前もだんだんしんどくなってきた頃だったが、
う~ん、前に40kmプラスして走っているだけあって、今の方が正直きつい。
四万十川ももう十分見た。ただ、前に進むだけ。
あ、中谷元議員さん発見、高知のマラソン大会ではおなじみの方。初めて握手した。
68.6kmのエイド、今日は曇天だったが、
だいぶん暑くなってきたように思えたので、頭から水を掛けてもらう。気持ち良かった。
ここから道を右折し、岩間沈下橋を渡る。
橋を渡りながら左右の川の流れを見てみる。
どうも前だけ見てしまっていたようだ。

「せっかくなんだから、もっとコースを楽しまないと。」

ここから道なりに走ると私設エイドで梨をいただけるところがあった。
ここは以前から変わっていない。久々の果物類、ありがたくいただく。
芽生大橋を渡り、71kmの関門を通過した。
このエイドを過ぎてほどなくして知り合いの方発見!
私設エイドにも立ち寄り、コーラをありがたくいただく。

「ウルトラマラソン中のコーラは美味い。」確信して思う。

ここからしばらく国道441号線沿いかと思っていたら、
途中で脇道を回り込むように走るところが。
後で思い返してみると、カヌー館までの道が橋を渡らずに短くなっているので、
その距離調整をするのに走るのかなと思う。
コースも4分の3を走り、
さすがに給水所前後以外にも歩きが入るようになってきた。
ちょっとした上り坂、ガードレールの切れ目等、
何となくキリの良い所を見つけ出し、少しずつ歩く。

足が重いというか、痛い。

快調に走っている時と比べて全然上がってないのがはっきりとわかる。
それでも

「次の給水所まではキロ8分でも走っていく。」

そんな決意をしてゆっくりと早歩きから走りに変えていく。
79.5kmの関門、16時少し前、

「ゆっくりでも走ればいける。」と感じた。

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by fujitaka_1 | 2013-10-27 22:44 | マラソン


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