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とくしまマラソン2012 レポート(その2)

さて、スタートしたといっても、1万人規模の大会とあって、
スタートラインまでにはしばらく時間が掛かりそうだ。
少し進んだかなと思ったらまた停まる。最初はこの繰り返しだったが、
前が空いてくるとゆっくりではあるが、だんだん走れるようになってきた。
ん?大きな大会にはスタートゲートがあるものだが、

「スタート地点に何もないじゃない?珍しいなあ。」

と思っていたが、後で聞くところによると強風のため撤去されたそうである。
おかげでロスタイムがどのくらいあったか、時計を見るのを忘れた。
主催者発表の天気によると、気温は14度とのことだが、

体感温度はもっと低く感じた。

スタート後しばらくはランナー同士団子状態のまま、道なりを行く。
徳島市内は何度も車で走っているが、ここは多分通ったことのない道だと思う。
左折すると、先に橋が見えてきた。
新コースの名所、完成したばかりの「阿波しらさぎ大橋」である。
高架にあるので坂を上らないといけない。
まだ混雑状態だったが、少しずつ前を抜きながら走る。
阿波しらさぎ大橋は広くてランナーもだいぶんバラけてきたが、
横からの風が半端ない。

容赦なく吹き付ける風に負けじと前に進む。

まだ向かい風でないだけましである。左右を見てみる。
左には昔のコースだった吉野川大橋、右には海が見えるが、雨・風で視界が良くない。
海・川共に白波が立っていて、

いかに風が強いかがわかる。

橋の途中で2kmの表示、ここで初めて時計を見る。
9時14分くらい、スタート時のロスタイムを考えればこんなもんかと思う。
長い橋を渡りきり、まずは吉野川の北岸を西条大橋まで走る。
南東からの風とあって、前半は追い風基調、

ここである程度スピードを上げておかなければならない。

橋の前後は信号を避けて河川敷を走る部分が多いからか、
坂になっていることが多い。
下り坂では思いっきりスピードを上げて走っていた。
ペースメーカーとなるようなランナーを見つけ、付いて行くように走る。
3.7km、最初の給水所があったが、通過。
今日は天気も悪いし、走っていることで水分は出ているとは思うが、
あまり汗もかかなさそうなので、給水は飛ばし飛ばしでいけそうだ。
で、最初の給水所を過ぎるか過ぎないかくらいから、
体が冷えたのか、あんなにまめにトイレに行ったのに、
早くもトイレに行きたくなっていた。
う~ん、でも序盤にあるトイレは並んでいることが多いし、
もう少し先までは行けそうなので、勢い付けていくことにする。
それにしても「嵐」のような天気だ。

「嵐」にちなんで、

頭の中は工藤静香の「嵐の素顔」が流れていた。

(古い!というツッコミはご勘弁を!)


道幅はある程度あるものの、折からの雨で水溜りもかなり出来ており、
中央線と両側1箇所ずつくらいしか走るところがない区間もあった。
いや、走ろうと思えば走れるのだが、
水溜りに足を突っ込むとシューズがびしょ濡れになる。
時折

「ここ空いているな~、抜いとくか!」

と思って
前のランナーを抜こうとすると、ビチョン!

「あ~やっちまった~!水溜りにはまった~。」

ということが何回かあった。
8.7km、第2給水所で給水、水をいただく。
ランナーの多いのにあわせて給水スペースも広く設けられているのが助かる。
晴れていれば吉野川や周りの風景も楽しめるのかもしれないが、
この雨・風では景色を眺めることも出来ず、

ただ心を「無」にして走るほかなかった。

10km手前辺りでスタート前にもお会いしたタボさんを再び発見。
この大会規模で何度もお会いするとは驚きだ。
今日はゆっくり走っているのか、
それとも後でスピードを上げていくのか、

「あれ、もっと前にいるものと思ってました。」

と声を掛ける。後半がきつくなりそうだとのこと。確かにそうだ。
今はまだ追い風の中だが、西条大橋以降は向かい風に変わるので、
スピードもぐんと落ちることが予想された。
ここで

「西条大橋を過ぎてから、

風向きが変わってずっと追い風にならんかな?」

という甘い考えを抱いてしまう。


きっとこんな考えを抱くのは私だけだろうか?いや少しはいるだろう。
第3給水所名田橋前後にあるトイレで、ちょうど出てくる人を見つけ、
待っている人もいなかったので、タイミングよくトイレを済ませることが出来た。
トイレを済ませ、先へ急ぐ。
橋の下をくぐった後、再び土手の上を走るために坂を上る。
この辺りでは変わらぬスピードが出せていた。まだまだ勢いがあった。

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by fujitaka_1 | 2012-04-29 00:55 | マラソン


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