千羽海崖コースタル・トレイルランニング レポート(その5)

白沢エイド(帰りも撮影)
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エイドでの休息が効いたのか、最初は緩やかな上り坂でも走り続けられていた。
行きも通ってきたが、しばらくは平坦に近い道が続くため走ることが出来た。
しかし、それもそんなに長くは続かず、しばらくすると

とてつもなく長い上りの階段が続いた。

トップを走られる人ならこの辺の長い階段も上られたものと思われたが、
今、自分の周りのランナーは皆歩いていた。
後半とあってか、心なしかさらにゆっくり歩いているようにも見えた。
もちろん自分も例外ではなく、「階段1段1歩」を心がけてはいたものの、
時に2歩掛かる時もあった。
歩いているにもかかわらず、階段の上りが行きより遥かに厳しく感じてきた。
まっすぐに延びる上りの階段の終わりが見えてきたと思いきや、
右へ曲がってまた上りが続いているなんてところもしばしば。

ただ黙々と歩くしかなかった。

コース図を持ってきてなかったこともあり、

「長い階段の上りをあと何回上れば、

平坦な道に辿り着くのだろうか?」


とふと考えていた。
どこかの階段を上りきった辺りでコース上の表示板、
「ここからゴールの日和佐の街並みが見えます。」
遥か向こうに見えた街並み、
ここまで結構走ってきたり階段を上ってきたと思っていただけに、

「まだまだ先じゃないか!」

正直ショックだった。
「行きの上りは帰りの下り」だけに、下り道や階段ももちろんあったが、
この階段がえらく急で、走ることはおろか、
歩いて降りるのも慎重にならざるを得ないところもあった。
おまけに階段続きで太腿にだいぶんきていた。
時折後から足音が聞こえ、ランナーが追いついているのがわかると道を譲った。
「すいませ~ん。」と言いながら軽快に階段を下りるランナー、
普段からトレランに慣れ走りを修得しているのかもしれない。
どこかの休憩所のようなところで、時計を見ると13時30分前、
あとどのくらいあるのかわからなかったが、
6時間切りはおろか、6時間30分も厳しいと思うようになった。
そこからまた急な下り階段、
山間の中をくねくねと曲がりながら階段道が続いていた。
あまりのきつさに下りと言えども途中で足が止まるほどだった。

「これだけ下りが続くということは、

これでトレイルの道もそろそろ終わりか?」


とかすかな期待、しかしその期待はあっけなく裏切られた。
階段道が終わり、ちょっと開けたところで誘導員が声を掛けていた。
「はい、あと5.6km!」。声には出さなかったが、
実は正直

「えっ、あと5.6kmもあるん?」

ショックな気持ちもあった。そのうち3kmはロードの区間だったが、
トレイル区間があと2.6kmもあるなんて…。
おまけにそこからは再び上りの階段、
ここからどんなコース展開なのか予想がつかなかったが、

「こんなんで制限時間大丈夫だろうか?」

と思った。
上りは当然歩き、ゆっくり上る。
救いだったのは下りの階段が思いのほか減ってきており、
トレイルの平坦な道の割合が増えてきたことだった。
以前林道で抜きつ抜かれつの走りをしていた人にも再び出会う。
「もう走れんよ。」「初めてなんで走るとか以前の問題かも?」とか言葉を交わして、
「もうちょっとだけ頑張ってみます。」と言い、先へ行かせていただいた。
山を回りこむように続くトレイルの道を走ると、日和佐城が見えてきた。
ホッ、やっとトレイルの道が終わる。本当に苦しかった。
ここからゴールまでは約3km、
あ、そういや、トレイルの最後の方を走っている時にゴール地点が見えた。
海岸の砂浜にゴールがあった。

「今まで散々歩いたのだから、

せめて最後くらいは走らないと!」


という気が強く芽生えた。坂を下り、日和佐の街並みへ、
誘導員さん及び沿道の声援に励まされた。
参加者名簿が配られているのか、名前を呼んでの声援も有り難かった。
おかげで最後の区間は、ゆっくりではあるものの、ほぼ走りきることが出来た。
さて、誘導に従って参道なども走ってきて、
両側に道が分かれているが、どっちだろう?と思い、
周りの人に聞くとまっすぐとのこと!
あ、そうだった。ゴールは砂浜なんだっだと思い、直進、
階段を下りて無我夢中でゴールテープを切った。
長い走りがようやく終わった。
ゴール地点
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とにかくすごいコースだった。

ゴール後は完走証をいただき、お接待のうどん、パンなどをいただき、
少し気持ちを落ち着けるようにした。
お接待のうどん
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完走証 記録は6時間35分39秒
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何とか体も心も持ち直したことを確認して帰途についた。
とにかく一度走って実際に体感することでコースの激しさを思い知った。
少々の坂は走らないといけないという思いを強くした。

精神的に少しは強くなれたような気もする。

ここでの走りがどこで生きてくるかわからないが、
生かせる場面ではいかんなく発揮していきたいと思う。

※いつもながらの、そして遅れ馳せながらの長文をご覧いただき、ありがとうございました。

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by fujitaka_1 | 2012-02-06 22:52 | マラソン | Trackback | Comments(0)
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