四万十川ウルトラマラソン レポート(その11)

あと4km、3km、
練習でよく走っている河川敷の片道の距離に近づいてきた。
97.3km地点にある最後のエイドを通過、
最後の給水をしてここから山間の道をひた走る。
周りを山に囲まれ、コースは薄暗くなってきていた。
そんな時、スタッフの人が発電装置とライトを設置しているのを見つけた。
コースにライトが点き始めていた。
大会を支えるスタッフの配慮が感じられた。
公式プログラムの表紙にある
「ハシリキルヒトモスゴイ、ササエルヒトタチモスゴイ」

今になってようやく

この言葉に込められた意味がわかったような気がした。


相変わらずの山間だが、ふと右手に市街地らしき建物が見えてきた。

「わっ、帰ってきた。」

驚きと達成感が一緒になった。

山間の道が終わり、59kmの看板、あと1km、
もうすぐゴールと思いきや、

最後に難関が待ち受けていた。

前を見るとランナーが上の方に見える。上り坂だ。
坂を見た時、

「最後の最後にこれは無いやろ?」

と正直思った。
パンフレットの標高図にも最後の上りは記載されていて、覚悟はしていたが、
ここまで走り続けた体にはきついものがあった。
最初歩いていたが、ここは最後の坂、
途中から力を振り絞り、走って上った。
坂の頂上まで来ればラストスパート、街の中を係の方の案内に従って走る。
沿道の声援が多くなった。
「お帰りなさい」「お疲れさん」

心に染み入る言葉だ。

「ありがとうございます!」と言いながら手を挙げて応えた。
学校の正門付近には応援の方々でずらりと人が並んでいた。
自分のような者に途切れない声援を送ってくれる。
普段の生活では仕事・プライベートでの知り合いでも
冷たい態度を取られることもあるのに、
今日は、今初めて会った人ばかりだ。
もちろん大会の最後というシーンも背景にはあるのだろうが、

「人間の心」がそこにはあった。

体全体が熱くなった。


グラウンドに入ると、ゼッケン・名前をアナウンスしてくれる。
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最後は両手を挙げて思いっきり走ってゴール!
(fujitaka_1のゴールシーンです!:ランナーズHPからダウンロード)
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今までで一番長い走りがようやく終わった。

ゴールして、ボランティアの学生がスポーツドリンク、氷を持ってきてくれた。
そして完走メダルをかけてくれた。
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心の中で

「やっと終わった」

という気持ちと

「やったぞ!」

という気持ちが交錯していた。
しばらくは何も考えられずに椅子に座り込んでいた。
氷を膝に当てる。走り終わった今、足全体が堅くなったように、
まるでロボットのような歩き方になっていた。
体育館に入り、荷物を受け取る。荷物の受け渡しもかなり手際良い。
そしてシューズを脱いでびっくり、
45km地点くらいで感じていた左足親指辺りが赤くなっていた。
皮が剥けていたのだ。これは痛いはずである。
それでも走っている途中は痛みに慣れてきたのか、
あまり感じなくなっていたのだ。ダメージはやはりあった。
ゴール会場周辺を歩き、出店で軽く食べた後、会場を後にした。
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こうして初のウルトラマラソン挑戦を完走という形で終えることが出来た。
清流四万十川の景色・人の温かさに触れることができ、いい経験が出来たと思う。
ある人には

「ウルトラに出るなら100km走らないと」

と言われている。
次の挑戦がいつになるかわからないが、
長丁場を乗り切れるような走りを続けていきたいと思う。

※いつもにも増しての長文をご覧いただき、ありがとうございました。

ランニング記録(11月3日):池田池周回 19.6km

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by fujitaka_1 | 2009-11-05 22:13 | マラソン | Trackback | Comments(2)
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Commented by 泡るん at 2009-11-17 22:40 x
感動しました!(T_T)
同じ所(すぐ後ろ)を走ってましたけど…それでも読んで感動しました!

次は是非100kmに一緒に行きましょう!そして,より大きな感動を味わいましょう!

待ってます☆
Commented by fujitaka_1 at 2009-11-18 00:18
泡るんさん、書き込みありがとうございます。
また、長文になってしまったレポートもご覧いただき、ありがとうございます。
長距離になればなるほど、達成した時の感動は大きいと思います。
それは今回の大会で私も確信しました。
来年に向けてしっかり走り込んでおきたいと思います。


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