四万十川ウルトラマラソン レポート(その10)

45、46km地点辺りで足に異変を感じる。
激しい痛みではないが、
一歩一歩走るたびに左親指辺りに痛みを感じるようになってきた。
今まで体験したことのない痛み、

「何だろう?」「シューズに何か物が入ったかな?」

と思いながらしばらく走り、道端のスペースでシューズを脱いで確かめてみる。
シューズに物は入ってないようだ。
足も見てみるが、この時点では異状は見つけられなかった。
「まあ走れないこともないし、もうちょっとなので、頑張ってみよう。」
とシューズを履いて、再び走り出す。
この辺りでは下り基調ではあるものの、少し上りもあった。
トンネルを走ったのもこの辺りだったと思う。

あと13kmくらいの関門にあった時計で、15時56分くらい、
予想していたよりだいぶん速い。
ここからスピードを上げれば目標時間の7時間30分を大幅に上回ることができる。
足の痛みはあったが、

ここに来てテンションが上がっていた。

わずかではあるが、スピードが上がっていたと思う。
この辺りで沿道の人にチョコレートと飴をいただく。
体が甘い物を欲していただけに有難かった。
少し走って国道から分岐し、1.5車線くらいの道を走る。
この辺りのエイドでは、「次のエイドは○km先」の表示がなされていた。
距離間隔が少しずつ短くなっているようだ。

50km地点を通過、
あと10km、道は平坦ではあるものの、
一定のペースを保っていたのがここに来て苦しい走りとなる。

給水所前後以外でも少しずつ歩きが入りだす。

この辺りの道も見覚えがあった。
おそらく佐田沈下橋の近くを走っているはずだ。
佐田沈下橋は四万十川の沈下橋の中で最も下流にあり、
fujitaka_1が最初に見た沈下橋でもある。
もう5年近く前、足摺岬からの帰りに見た。
沈下橋を見て国道441号線に合流するのに、迷ったのかと思った道だった。
山間を思わせる道、時間も遅くなっているせいか、
辺りが少しずつ暗くなってきていた。
そしてカヌー館を過ぎた辺りでは暑いとまで思っていたのに、
だいぶん気温が下がっているのを体感した。

こんなに長い時間走っている自分が半ば信じられなかったが、

実際走っているのだ。


住宅が並んでいるところでは沿道の温かい声援を受けた。
「もうちょっと」「頑張れ~」、声援があるから走れた。
でもつい先ほどまでもうすぐだと思っていた距離がとてつもなく長く感じた。
気のせいだろうか、スピードが落ちているからだろうか、
フルマラソンでも最後6~7km辺りが一番苦しい区間だ。

ウルトラマラソンでも苦しいのは一緒だった。

ここを乗り切れば何とかなる。
そう心に思って足を一歩一歩前に出す。
あと5kmを切った。でも町はなかなか見えてこない。

本当にこの先に昨日見たゴールがあるのか、

と思うほどだった。

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by fujitaka_1 | 2009-11-05 22:12 | マラソン | Trackback | Comments(0)
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